組み込みAndroid

開発奮闘記

6.ソフトウェア開発環境をチューニングする
 6.1 VMware-PlayerのDisk容量を増やす

ここまで作業してきてVMwareに割り当てたHDDの容量が少ないことに気付く。
果たしてHDDの増設ができるのか??
そんなわけでネットで調査調査♪

おぉ~♪やっぱり偉大なる先人はいるわけですねぇ。感謝感謝です。
調べてみるとまずは"vmxファイル"を弄るらしい。。。フムフムナルホド

簡単に言えば、仮想マシンであるVMWare-Playerに仮想ディスクイメージを追加したい訳ですが
VMWare Playerには肝心の仮想ディスク作成機能が無いとのこと。
早速手詰まりかと思われたがしかし、この仮想ディスクを作成できる便利なツールがありました。
その名も"QEMU"というツールで、オープンソースのPCエミュレータとして知られているようです。

以下のサイトからDL出来ます。
TAKEDA, toshiya's HOME PAGE
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/top.html
(今回は"QEMU on Windows"バージョン0.91を使用)

そしてvdmkフォーマットの仮想ディスクイメージを作成する。
早速ダウンロードしたQEMUを解凍し、以下のコマンドを実行。
qemu-img.exe create -f vmdk "Ubuntuのインストールパス"\image_a.vmdk 5G
このコマンドの最後の5Gはサイズなので人それぞれに数値が異なるでしょう。

今度こそ*.vmxファイルを弄ります。
Ubuntuインストールフォルダを検索してUbuntu.vmxを見つけ出す、おっあったあった。
開いて scsi0:0.fileName と書かれている箇所を探す。
その行のすぐ下に以下のように追加する。
ide1:1.present = "TRUE"
ide1:1.fileName = "image_a.vmdk"
※自分の環境ではこのように追加

そして
$ sudo dmesgを行い容量の確保とdevice名を確認する
続いて
$ sudo gpartedで未アロケート部分のフォーマットを行う。
gparted画面の右上部付近で先ほどのdevice名を指定しファイルシステムext3でフォーマットを実行

$ sudo fdisk /dev/sda1(今回の説明ではdevice名はsda1としている)
Command (m for help): n //新規パーテーションを作成
Command action
e  extended
p  primary partition (1-4)
p //プライマリーパーテーションを選択

Partition number (1-4):1 //1番目のパーテーション
First cylinder (1-651, default 1): //開始シリンダ
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-651, default 651): //終了シリンダ
Using default value 651
Command (m for help): p //作成できたか確認
Command (m for help): w //保存終了

次はマウントするディレクトリを作成する
$ mkdir /mnt/add
$ mount /dev/sda1 /mnt/add
$ ls /mnt/add

最後に再起動後にも上記の設定で使えるようにする。
$ gedit /etc/fstab

開いたテキストファイルに以下を追加する。
/dev/sda1 /mnt/add ext3 defaults 0 2

ここまでやるとubuntu起動直後からmountされていてしっかりとdevice managerなどでも見えるようになります。


6.ソフトウェア開発環境をチューニングする
   6.2 VMware-Playerをデュアルコアで使う